株式会社ニコン ヘルスケア事業部 顕微鏡ソリューション | Japan
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シリコーンオイル液浸対物レンズシリーズ

細胞や組織にきわめて近い屈折率をもったシリコーンオイル浸液用対物レンズシリーズ。深部まで優れた解像度で生体画像取得が可能です。

これまで液浸タイプの対物レンズの選択肢は、油浸と水浸の2種類でした。オイルの屈折率は約1.515で水の屈折率は1.33です。しかしながら、生体を構成する物質の多くは、これら2つの屈折率の中間である、約1.4であると考えられています。

観察したい標本に屈折率を近づけることはとても重要です。なぜなら、屈折率の違いにより発生する「球面収差」が標本の厚みにより画質、特に解像度を大きく左右するからです。この問題に対応するためニコンは高性能ライブセルイメージングのためのシリコーンオイル液浸レンズシリーズを開発しました。シリコーンオイルの屈折率は1.4であり、これはオイルや水の屈折率よりも細胞環境に近い値です。

Lambda S 100XC Sil 対物レンズは、共焦点顕微鏡や超解像顕微鏡で最高の解像度が得られる理想的なレンズです。Lambda S 25XC Sil とLambda S 40XC Sil対物レンズもまた球面収差を抑えた高解像が得られるレンズであり、さらにスフェロイドやモデル動物の臓器など大型の標本にも対応できるよう開発しました。これらのレンズは25という視野数によりクラス最大の視野を実現し、ハイスループットイメージングに最適です。

加えて、これらのレンズにはたとえば37℃における実験時などに微妙な球面収差補正ができる補正環を備えています。37℃でもシリコンオイルの蒸発はほとんど無視できるため、長時間のタイムラプス実験においても最適なレンズです。ほかのLambda S対物レンズと同様に、シリコーンオイル液浸シリーズはニコン独自のナノクリスタルコート技術によりきわめて高い透過率を実現しています。

ダウンロード 生物顕微鏡用対物レンズ (15.74MB)


標本: Hela細胞、Nikon A1 HD25; DAPI / チューブリン / Mito-Tracker Orange

モデル 寸法 透過率 NA W.D. (mm) カバーガラス厚 補正リング 観察
Lambda S 25XC Sil グラフ 1.05 0.55* 0.11 - 0.23 BF, DF, 微分干渉, POL, FL (可視光 UV)
Lambda S 40XC Sil グラフ 1.25 0.3* 0.13 - 0.21 (23˚C) 0.15 - 0.23 (37˚C) BF, DF, 微分干渉, POL, FL (可視光 UV)
Lambda S 100XC Sil グラフ 1.35 0.30* (0.31 - 0.29) (23˚C) 0.29* (0.30 - 0.28) (37˚C) 0.15 - 0.19 BF, 微分干渉, POL, FL (可視光 UV)

BF: 明視野
DF: 暗視野
POL: 偏光
FL: 蛍光

* 0.17mm厚のカバーガラス使用時。