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共焦点レーザー顕微鏡システム

Improving on Perfection

ニコンの第10世代共焦点レーザー顕微鏡システムAX/AX Rは、ピクセル解像度と感度が飛躍的に向上。かつてない解像度と明るさで正確な情報が取得できるうえ、広視野かつ細胞への侵襲を抑えたイメージングを実現し、新たな生物学的発見をサポートします。さらに、人工知能(AI)をベースとした使いやすく機能豊富な解析ソフトウェアを装備し、幅広いユーザーのニーズに対応が可能です。

進化を極めたAX/AX Rは、生命科学研究だけでなく創薬や素材開発などの産業分野においても、実験の可能性を拡大するとともに、より信頼性の高いデータ取得に貢献します。

ダウンロード 共焦点レーザー顕微鏡システム AX / AX R (15.12MB)


特長・機能

広視野イメージングで、より多くの情報をキャッチ

iDISCOで透明化したマウス膀胱全体の画像。 2倍プランアポクロマート対物レンズを使用して、8192x8192画素で取得。
有効ピクセルサイズ:0.6 μm(一般的なモノクロCMOSカメラの5倍以上の空間分解能)
画像ご協力:Dr. Gerry Apodaca, Integrative Systems Biology, Department of Medicine, University of Pittsburgh. In collaboration with Dr. Alan Watson at the Center for Biological Imaging, University of Pittsburgh

AX/AX Rは、業界随一の広視野(対角25 mm)を、倒立顕微鏡と正立顕微鏡の双方において実現。加えて、最大8192×8192画素を有する高解像度の画像が取得可能です。低倍率の対物レンズを使用した撮影においても、詳細な構造情報を捉えることができます。これにより、組織切片などの大型標本の全景や広範囲にわたる細胞の反応も、単一の画像において高速かつ高解像度で取得が可能となります。

AX/AX RのFOVは、共焦点顕微鏡としては最大*の25 mmです。

*2021年4月現在、当社調べ

4倍対物レンズを使用して、ゼブラフィッシュの2日胚を取得

1倍プランアポクロマート対物レンズを使用して、透明化した成体マウス脳を、1回のスキャンにより1視野内で取得

高NA 25倍シリコーン浸対物レンズ(NA 1.1)を使用して、ショウジョウバエの胚の発生を1視野内で取得

これほどの高解像度で、広範囲のサンプルを1視野内で捉えられる共焦点顕微鏡は、ニコンAX/AX Rのほかにはありません。

生細胞にやさしい高速イメージング

AX Rのレゾナントスキャナーは、最速で毎秒720フレーム(2048×16画素)の高速取得が可能です。ライブセルイメージングやin vivo イメージングなど、生きたサンプルの形態変化や刺激反応を逃さずに捉えることができます。

また、短時間で撮影することにより、レーザーの照射時間の短縮を実現。タイムラプスやZスタックなどを組み合わせた多次元イメージングにおいても、励起光による光毒性を抑え、サンプルの退色を低減します。

AX/AX Rのガルバノスキャナーも、FOV25の広視野において、従来機比1.5倍となる毎秒2フレーム(512×512画素、往復スキャン、1倍ズーム)の高速取得を実現します。

PLC-PH::GFP(PIP2)を発現する発生中のショウジョウバエ胚のタイムラプスZスタック最大輝度投影画像。25倍シリコーン浸対物レンズを使用して、2Kx1K画素で、10分ごとに12時間取得。
画像ご協力:Yang Hong Laboratory, Department of Cell Biology, University of Pittsburgh in collaboration with the Center for Biological Imaging

高解像度の3次元画像を取得する共焦点顕微鏡は、一般的に画像の取得速度が遅くなりがちです。
AX Rに搭載の高速レゾナントスキャナーを使用することで、取得時間の大幅な短縮が可能です。

2048×2048画素のレゾナントスキャンと25mmのFOVを利用して、大腸サンプルの高解像度画像を25枚取得し、2分以内に合成。

構造の理解を支える高解像度イメージング

細胞や組織をミクロンオーダーで可視化する共焦点レーザー顕微鏡システム。その高い解像度をさらに向上させ、AX/AX Rのガルバノスキャナーは、従来機比4倍の8K×8K(8192×8192画素)の画像取得を実現しました。FOV25との組み合わせで、サンプルの構造を広範囲に高解像度で観察できます。

AX Rのレゾナントスキャナーも、従来機比4倍となる2K×2K(2048×2048画素)の取得を達成。生体サンプルの高速変化を、細部まで正確に捉えることが可能です。

マウスの筋肉を、25倍シリコーン浸対物レンズを使用して、2048×2048画素のレゾナントスキャンにより取得。

柔軟性に優れた高感度ディテクター

マーモセット脳のZスタック最大輝度投影画像。検出波長域をユーザー定義可能なDUX-VBディテクターユニットと、60倍水浸対物レンズ(NA 1.27)を使用して、2048×2048画素のレゾナントスキャンにより取得。

AX/AX Rの高感度ディテクタ―ユニットは、バックグラウンドシグナルを最小限に抑え、蛍光を確実に捉えることが可能です。

新開発のディテクタ―ユニットDUX-VBは、検出波長帯域を連続的にカスタム調整できるため、実験に使用する蛍光標識や蛍光プローブの選択肢が広がります。画像統合ソフトウェアNIS-Elementsで色素名を選択するだけで、最適な励起レーザーやダイクロイックミラー、画像取得シークエンスが自動でセットアップが可能です。

スペクトル画像は最大66色まで取得でき、色素同士のクロストークや自家蛍光のオーバーラップをアンミキシングで除去できます。

スタンダードタイプのディテクターユニットDUX-STは、12個のバンドパスフィルターが搭載可能です。さらに18個まで拡張できるため、幅広いユーザーニーズに対応します。

DUX-VB、DUX-STともに、2チャンネルまたは4チャンネルの構成が選択できます。PMTはモジュール式のため、高感度GaAsP PMTユニットまたはマルチアルカリPMTユニットを、目的に合わせて任意に組み合わせ可能です。

多彩な共焦点イメージングを支える卓越した光学技術

共焦点イメージングの可能性を拡げる、比類ない高機能/高品質の対物レンズを幅広くラインナップ。厚みのある生細胞を観察できるシリコーン浸対物レンズをはじめ、広視野の低倍率対物レンズ、使いやすいドライ対物レンズなどをご用意しています。近紫外域から近赤外域までの色収差を補正し、卓越した高精細イメージングを実現します。

ゼブラフィッシュ胚の血管発生のZスタック最大輝度投影画像。25倍シリコーン浸対物レンズを使用し、1024x2048画素のレゾナントスキャンで取得。(深度ごとに色分け)
画像ご協力:Erika Driekorn and Dr. Beth Roman, Department of Human Genetics, University of Pittsburgh Graduate School of Public Health

オプションアクセサリー

ウォーターイマージョンディスペンサー

環境チャンバー内においても、サンプルを動かすことなく水浸対物レンズ先端の浸液量を自動的に調整できるため、タイムラプス中の浸液の蒸発や過剰供給の心配がありません。

電動補正環

対物レンズの補正環を最適な位置に制御できるため、カバーガラス厚さの変化・温度の変化などに起因する収差を補正することができ、高解像度画像を取得できます。

多彩な光刺激・照明モジュール

Ti2-LAPPレーザーアプリケーションシステム

倒立顕微鏡Ti2-Eは、AX/AX Rと組み合わせて最大5つのTi2-LAPPモジュール照明システムが搭載可能です。TIRF(全反射蛍光)モジュールや光刺激モジュール、蛍光モジュールなどを組み合わせて一つの顕微鏡に同時に搭載し、同じイメージングに使用できます。

電動TIRFモジュール

電動TIRFモジュールは、レーザーの入射角度や沁み出し量を画像統合ソフトウェアNIS-Elementsから電動制御できます。複数台を搭載し、波長ごとに沁み出し量を設定することも可能です。

XYガルバノスキャニングユニット

XYガルバノスキャニングユニットは、サンプルの任意領域をレーザーによりポイントスキャンで刺激できます。光刺激と同時に共焦点イメージングが可能です。

DMDモジュール

DMDモジュールは、スポット刺激ではなく任意の形状で光刺激が行えます。複数箇所を同時に刺激して変化を追跡することも可能です。光源はレーザーのほかに生体試料に優しいLEDもご用意しています。