生命現象を逃さずとらえる
顕微鏡イメージングは、共焦点顕微鏡や高感度・広視野CMOSカメラなどのデジタル技術の進歩とともに、飛躍的な進化を続けています。新開発の「CFI プランアポクロマート Lambda D」は、これからのライフサイエンス研究に必須のデジタルソリューションに最適化した、高性能対物レンズです。
視野数25 mmの広視野の全域にわたる高画質と、幅広い波長範囲における色収差補正を実現。定量解析の精度を向上し、信頼性の高いデータ取得を実現します。
特長・機能
広い視野の周辺まで明るく鮮明に
Lambda Dシリーズは、高屈折率ガラスをレンズの素材に採用。画像の平坦性を向上し、油浸対物レンズにおける像面湾曲を補正しました。視野数25 mmの広い視野の端まで、均一な明るさと高画質を提供します。
- 輝度測定の精度を向上
- つなぎ目のないマクロ画像を、短時間で生成
- 広範囲の生命現象を、1枚の画像で取得
- 高スループットのハイコンテントスクリーニングを実現
視野周辺の光量低下を抑制
Lambda Dシリーズ対物レンズは、顕微鏡画像の周辺減光を改善します。共焦点画像においても、視野周辺部の細胞核(DAPI染色)まで明るく観察できます。
高精度な画像タイリング
対角25mmの広い視野と視野周辺までの優れた画質により、画像の取得時間が短縮できるため、つなぎ目のない美しいタイリング画像を効率的に生成できます。
広視野のタイリングで効率アップ
視野数25の広視野のため、視野数22よりもタイリングに必要な枚数が減り、効率が30%アップします。
*撮影枚数比較による
均一な明るさと画質を実現する、高屈折率ガラス
あらゆる波長において正確なデータを取得
レンズの素材に異常分散ガラスを採用し、405nm~850nmの広い波長範囲における色収差を同時に補正しました。波長ごとの像面のずれがないため、高精度な多色イメージングを実現します。核染色などの輝度測定において、信頼性の高い定量データの取得をサポートします。