研究用倒立顕微鏡

アプリケーションノート

画像統合ソフトウェアNIS-ElementsのDenoise.ai機能:ディープラーニングを応用して共焦点画像からノイズを除去

1月 2020

共焦点画像では、サンプルから連続的に放出される光子を慎重にデジタルサンプリングする過程において、必然的にノイズが発生します。ノイズが画質(S/N比)に及ぼす影響は、蛍光シグナルが減少するのに伴い、平方根関数に従って増加します。学習済みニューラルネットワークを使用することで、AIを応用して共焦点画像からショットノイズ成分の除去が可能です。これにより、画質を向上させ、シグナルの弱い画像でも高速取得を実現します。画像統合ソフトウェアNIS-ElementsのDenoise.ai機能は、学習済みニューラルネットワークを搭載し、ライブ画像や取得済み画像に対してノイズ除去の処理が行えます。


シグナル伝達のオプトジェネティクス制御のためのDMDを用いたパターン照明の応用

11月 2017

デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)は、フォトコンバージョンやオプトジェネティクス操作などの光刺激用途のための強力なツールです。DMDデバイスは、高速かつ高い分解能で画期的な照明パターンを生成するというすぐれた性能をもっています。このアプリケーションノートでは、ニコンのシステムに組み込んだDMD技術が、光でスイッチングして細胞内シグナル伝達を制御するオプトジェネティクス制御に適用された例を、最近の研究を通じて紹介します。


ハードウェアトリガリング:ライブイメージングのためのスピードと効率の最大化

12月 2017

ライブセルイメージング実験は今や、これまで以上に高速でより多くのデータスループット求められています。Nikon製品は、ハードウェア間の直接の通信を介して顕微鏡のイメージングデバイスにハードウェアトリガーをかける強力なツールを持っています。これにより、遅延を最小限に抑え、デバイスを同期させ、標本が光にさらされる時間を減らすことができます。このアプリケーションノートでは、ニコンのNIS-Elementsのハードウェアトリガーワークフローがどのように機能するかを説明し、一般的なタイムラプス画像取得手順へのメリットについて詳しく説明します。


ハイコンテント分析応用のためのNikon Ti 2を用いたロボット顕微鏡

12月 2016

ロボット顕微鏡法 - ハイコンテントスクリーニング法の組み合わせ - は、大細胞集団とメンバーレベルの感度で多変量実験的アプローチを可能にします。ここでは、誘導多能性幹細胞(iPSC)を薬物スクリーニングの疾患モデルとして利用した研究に焦点を当てて、新しい倒立型研究用顕微鏡Nikon Ti 2シリーズが、ロボット顕微鏡アプリケーションに非常に適していることを検証します。


ICSIの最適なパラメーター高精度の光学機器でICSIを完全なものに

10月 2019

現在、全世界の20-44歳のカップルで少なくとも12か月以上の不妊の有病率は約9%と推定されています。不妊治療の過程で主に2つの受精技術が使われています。IVF(体外受精)とICSI(顕微授精)です。ICSIは全世界の治療法のおよそ66%、従来の体外受精はおよそ33%行われています。ICSIは卵子の50%から80%を授精させることができ、2014年のヨーロッパでは胚移植後の平均妊娠率は、ICSI実施後約33%でした。妊娠率に他の要素が関与しているにしても、妊娠率を高めるにはICSIの成功率を最大化することが第一歩です。チューリッヒのOVAクリニックでは、ICSIの授精率は80%~90%と高いものでした。この資料では、高精密な機材と最適な調整によっていかにICSI治療を最適化できるかについて述べてあります。