アプリケーションノート

画像統合ソフトウェアNIS-ElementsのDenoise.ai機能:ディープラーニングを応用して共焦点画像からノイズを除去

2020年1月

共焦点画像では、サンプルから連続的に放出される光子を慎重にデジタルサンプリングする過程において、必然的にノイズが発生します。ノイズが画質(S/N比)に及ぼす影響は、蛍光シグナルが減少するのに伴い、平方根関数に従って増加します。学習済みニューラルネットワークを使用することで、AIを応用して共焦点画像からショットノイズ成分の除去が可能です。これにより、画質を向上させ、シグナルの弱い画像でも高速取得を実現します。画像統合ソフトウェアNIS-ElementsのDenoise.ai機能は、学習済みニューラルネットワークを搭載し、ライブ画像や取得済み画像に対してノイズ除去の処理が行えます。