SMZ25 / SMZ18

研究用システム実体顕微鏡

アプリケーションノート

身近な苔の中に潜む不思議な最強生物クマムシ ~捕まえてみよう、観察してみよう~

2024年6月

体長0.1~1mm程度の大きさで最強生物と言われる動物がいる。それはクマムシである。クマムシは4対8本の足でゆっくり歩くことから緩歩動物と呼ばれている。クマムシが最強生物と言われる理由は、陸生クマムシの乾眠状態にある。乾眠とは、周辺環境が乾燥すると体内の水分を数%まで減らして無代謝(全ての生命活動の停止)状態に入ることであり、乾眠時は乾燥に強いだけではなく、-273~100℃まで耐えられ、放射線や高圧にも強い。しかも、給水により数十分で生命活動を再開できる。

このように不思議な生態が魅力的なクマムシだが、最強モードではない普段の姿もかわいらしくて魅力的である。本アプリケーションノートでは、顕微鏡によって明らかになるクマムシの姿をご紹介する。

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形態学的・分類学的研究および標本のデジタル化に活用される研究用システム実体顕微鏡SMZ25

2023年11月

~百聞は一見に如かず~

分類学の父と呼ばれるカール・リンネの時代から今日までに、約 150 万の新種が記述されている。しかし、これは世界の種の多様性のほんの一部に過ぎないため、分類学者は種の発見のペースを加速し、従来の記述方式をさらに改善する方法を常に模索している。

分類学的な記述は、他のどんな分野よりも図解に依存している。種の説明には、研究対象の分類群の形態に関する情報を伝えるために、分類学の初期の段階からほぼ常に視覚的表現が行われている。従って、分類学において種の記述方法をさらに向上できるデジタルイメージングの重要性は、長きにわたって広く認識されている。

キーワード:形態学、分類学、科学的イラストレーション、生物学的イラストレーション、研究用システム実体顕微鏡SMZ25

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AI×マクロイメージング

2021年3月

Clarify.aiは、蛍光画像に含まれるボケ光を除去し、高コントラストな画像を生成する新AIモジュールです。実体顕微鏡×Clarify.aiにより、従来よりもさらにシャープな蛍光画像が得られるため、モデル生物のマクロな観察だけでなく、よりミクロな微細構造の観察も実現します。

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