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高速多光子共焦点レーザー顕微鏡システム

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- Explore the hidden depths of whole organisms in panoramic views -

生体深部の微細構造を鮮明に可視化するニコンの多光子共焦点レーザー顕微鏡システムが、さらに進化。AX R MP は、1回のスキャニングで広範囲にわたる動態を、圧倒的な空間分解能と時間分解能で取得します。また、サンプルの設置スペースを飛躍的に拡大。生体サンプルを自然な姿勢のまま観察できる柔軟性を提供します。AX R MPは、広視野・高速・高解像度のすべてを一台の顕微鏡に結実しました。

AX R MPは、広視野・高速・高解像度のすべてを一台の顕微鏡に結実しました。

広視野視野数22:レゾナントスキャナー/ガルバノスキャナーともに
高速毎秒720フレーム(2048×16画素):レゾナントスキャナー
高解像度2K×2K:レゾナントスキャナー、8K×8K:ガルバノスキャナー
高感度新開発のディテクターによりS/N比をアップ
柔軟性2タイプの電動支柱、傾角レボルバー

幅広い研究分野に

ダウンロード 高速多光子共焦点レーザー顕微鏡システム (1.48MB)


特長・機能

高速の動態も広視野でとらえる

AX R MPは、レゾナントスキャナー/ガルバノスキャナーともに対角22 mmの広視野を実現し、どの倍率においても一視野内でより多くの対象が取得できます。大型サンプルの高速取得や、広範囲のタイムラプスイメージングに非常に有効です。

サンプルの広範囲を高倍率で取得

AX R MPは広視野のため、イメージングにおいてさまざまな利点があります。

  • 一枚の画像でサンプルのより広範囲を観察できるため、対物レンズを変えずにより多くの情報を取得できます。
  • より高い解像度や倍率の対物レンズを使用することで、広視野のままさらに詳細な観察が可能です。

これにより、高画質の画像タイリングに必要な時間を短縮できます。

大型サンプルの画像タイリングを実現
マウスの顎のSHG画像、血管:Alexa Fluor 488
6.7 x 16.1 mmの範囲を12 x 5枚のタイリング画像で取得し、Z-stackイメージングすることにより、クリアな画像を取得。
画像ご協力:Lin Daniel, PhD, SunJin Lab Co.
対物レンズ:CFI プランアポクロマート Lambda D 10X

ゼブラフィッシュ胚の血管 (0:10)
ゼブラフィッシュ胚の血管の3次元分布をとらえた動画。GFPおよびRFPで標識し、厚さ700 µmのZスタック画像を取得。
対物レンズ:CFI75アポクロマートLWD 20XC W
画像ご協力:Erika Dreikorn and Dr. Beth Roman, Department of Human Genetics, University of Pittsburgh Graduate School of Public Health

動態を確実にとらえる高速スキャン

AX R MPのレゾナントスキャナーは、視野数22の広視野を維持したまま、超高速イメージングを実現。ガルバノスキャナーと比較して取得時間を大幅に短縮できるため、サンプルへの光毒性を低減でき、長時間の撮影にも有効です。ROIを設定することで、最速毎秒720フレーム(2048×16画素)までの高速化が可能です。

ゼブラフィッシュの胚、血管:GFP、血球:RFP (0:10)
高解像度により血球1つずつを分離して識別でき、毎秒28フレーム(2048 x 546画素)の高速で血流を捉えることができた。
画像ご協力:Erika Dreikorn and Dr. Beth Roman, Department of Human Genetics, University of Pittsburgh Graduate School of Public Health
対物レンズ:CFI75 アポクロマート LWD 20XC W

深部の微細構造を明るく高精細に

高速レゾナントスキャナーで、最大2K×2Kの高精細多光子イメージングが可能なため、標本深部においても優れた分解能の画像が取得できます。感度を向上したディテクターにより、深部からの蛍光もシグナルロスを抑えて確実にとらえます。

生体深部の変化を高解像度で可視化

ガルバノスキャナーは、8K×8K(8192 × 8192画素)までの高ピクセル密度を実現。倍率にかかわらずナイキストサンプリングが可能です。レゾナントスキャナーは、2K×2K(2048 × 2048画素)までの高速・高解像度取得に対応。2つのスキャナーを柔軟に選択して取得でき、高速ソリューションと高解像度ソリューションの両方を提供します。


マウス脳のMIP画像、プルキンエ:GFP (0:04)
2Kのレゾナントスキャナーを使用し、920 nm励起でZ-stackイメージング。深部の神経の1本1本まで高S/Nで取得できている。
画像ご協力:Dr. Laurence Dubreil, Dr. Julien Pichon and Pr Marie-Anne Colle, PAnTher UMR703 INRAE/Oniris, Nantes France
対物レンズ:CFI75 アポクロマート LWD 20XC W

0 μm

-150 μm

-300 μm

-450 μm

DM/IRカットフィルターキットが交換可能

深部からのシグナルを高感度に検出

近接ディテクターユニット(NDD)は、対物レンズ近傍に配置しているため、微弱な蛍光シグナルも最大限に取得できます。ディテクターユニットは、取得波長に応じて2~4チャンネルの柔軟な構成が可能です。高S/N比のマルチアルカリPMTと高感度GaAsP PMTを自由に選択して搭載できます。

多様なサンプル設定をかなえる広いスペース

広い実験スペースの中でモデル生物の挙動や反応を観察するニーズに対応し、専用電動正立顕微鏡の対物レンズ下に40㎝の高さのサンプルスペースを実現。2タイプの電動支柱から選択でき、実験系に合わせてスタンドを特注する必要なく、サンプルの周囲に広いスペースを確保できます。サンプルセッティングの自由度やサンプルへのアクセス性が向上します。また、対物レンズの角度を調整できるため、サンプルを自然な姿勢のまま観察可能です。

門型支柱
奥行を必要とする実験系に

単支柱
横幅を必要とする実験系に

倒立顕微鏡への搭載にも対応

サンプルの周囲に広いフリースペース

顕微鏡からステージを分離することで、対物レンズの下に広い空間を確保。観察目的に応じて、前後に広いスペースの門型支柱と、左右に広いスペースの単支柱の2タイプから選択可能です。

門型支柱
AX-FNGP

単支柱
AX-FNSP

生体内観察を主体とするシステム

AX R MPは、生体内イメージングにおいて最大限の性能と柔軟性を発揮するよう細部まで設計されています。画質を犠牲にすることなく高速イメージングが行えるため、撮影の困難なサンプルでも信頼性の高いデータが取得可能。専用の電動正立顕微鏡AX-FNは、広いスペースを実現し、新たな実験やサンプルに対応します。

The world seen through AX R MP

サンプルを自然な姿勢のまま観察

対物レンズをさまざまな角度に調節できるCFI75単対物傾角ホルダーを新開発。サンプルの向きを変えることなく真横や斜めの方向から観察できるため、サンプルに与える負荷を低減できます。ピエゾZ装置(オプション)により、高精度高速Zイメージングも可能です。

Z粗動(±3mm)
ピエゾZ装置ストローク:450 μm

垂直回転(±90°)

水平回転(±100°)

高精度なサンプル移動

専用の電動ステージを使用することで、組織切片や培養ディッシュなどのサンプルを、ジョイスティックにより±34 mm(X)、±27 mm(Y)の範囲で高精度に移動できます。

可視光のイメージングにも対応

AX R MPは、赤外域波長だけでなく可視域波長での共焦点観察にも対応。一台で多光子観察と1光子観察の両方が行えます。2波長を使用した光刺激同時イメージングも可能です。

ゼブラフィッシュ胚の血管をGFPおよびRFPで標識。
対物レンズ:CFI75アポクロマートLWD 20XC W
画像ご協力:Erika Dreikorn and Dr. Beth Roman, Department of Human Genetics, University of Pittsburgh Graduate School of Public Health

光刺激装置 Opti-Microscan(オプション)

400~700nmの波長域*で光刺激が可能なため、可視光刺激IRイメージングを実現します。刺激モードは、同時刺激、シーケンシャル刺激、マニュアル刺激から選択できます。

*フィルターキューブの仕様により制限があります。

高感度可視光ディテクターユニット DUX-VB

場所によって透過波長が連続的に変化するLVF(Linear Variable Filter)を採用。検出波長を400 nm~750 nmの範囲で自由に調整できます。チャンネル数を2~4から選択可能で、すべてのチャンネルに高感度GaAsP PMTを使用できます。