アプリケーションノート

オルガノイドのスピーディかつ鮮明な3Dイメージング

落射蛍光と共焦点イメージングを用いた効率的なワークフロー

2025年3月

近年、人工知能(AI)や画像処理技術の進歩により、シンプルな操作で高品質な3D画像を迅速に得られるようになりました。落射蛍光顕微鏡は多くの画像を短時間で取得できる利点がありますが、厚みのあるサンプルでは、焦点外で生じるボケ光が原因でコントラストが低下します。3Dデコンボリューションを用いることでこのボケ光を除去し、画質を大幅に改善することができます。また、焦点画像合成(EDF)機能により、3Dデータから焦点の合った高コントラストの2D投影画像を作成できます。本アプリケーションノートでは、AIや画像処理技術を用いてオルガノイドの3D画像をスピーディに取得する方法を紹介します。

キーワード:オルガノイド、エンテロイド、三次元小腸上皮培養系、3Dイメージング、デコンボリューション、人工知能(AI)