NanoZoomerシリーズは、プレパラートを高速スキャンし、高解像度なデジタルデータに変換するバーチャルスライドスキャナシリーズです。

NanoZoomerには、蛍光サンプルの画像取得や多層取得など、さまざまな機能が搭載されています。 スキャンされたデータは、専用のビューアソフトウェアを使用してPCモニタ上で表示でき、特許を取得したナビゲーションマップ技術は、顕微鏡を操作しているかのようにスライドビューイング環境を提供します。

製造元:浜松ホトニクス株式会社

NanoZoomer® S360MD

デジタル病理診断のための病理ホールスライド画像診断補助装置です。

  • スキャン時間:約30秒
    (20/40倍モード)
  • スループット:82枚/時間以上
    (20/40倍モード)

NanoZoomer® S20MD

デジタル病理診断のための病理ホールスライド画像診断補助装置です。

  • スキャン時間:約30秒
    (20/40倍モード)
  • スループット:20枚/約15分
    (20/40倍モード)

特長・機能

ラインアップ.

複写・共有

サンプルをデジタルデータ化することにより、複写や共有が可能になります。同一サンプルを複数の人で観察でき、ディスカッションなど、多岐にわたる応用が期待されます。

スライドの保存

デジタルデータは、ガラススライド管理で問題になるサンプルの破損、紛失や劣化の心配がなく、いつでも同じデジタルデータとして観察することが可能です。

データベース化

大量のバーチャルスライドをデータベース化し、いつでも必要なスライドを閲覧することができます。さらに離れた施設や研究所間でのデータ共有・ライブラリ構築も可能です。

ネットワーク対応

インターネットやイントラネットワークにより、遠く離れた場所から標本の観察や評価を行うことが可能です。

Z-スタック機能:Z軸方向への多層取り込み・蓄積が可能

NanoZoomerシリーズは、厚みのあるサンプルに対応できるように深さを変えてスキャンし、層としてデータを蓄積するZ-スタック機能を搭載しました。マウスホイール操作で層を切り替え、フォーカスを変えているような感覚で観察することができます。スキャン間隔・レイヤ枚数などスキャン条件は、プルダウンメニューで簡単に設定することができます。さらに任意の場所での最適フォーカスレイヤの自動選択も可能です。

フォーカス判定機能:取得画像のフォーカスの合否を自動的に判定

標本上に大きなゴミや皺などがあった場合、フォーカスがそのゴミに合ってしまい、画像がぼやけてしまう可能性があります。そのため、スキャンの後に目視による画像の確認を行い、フォーカスの合っていない画像に対して再度スキャンを行う必要がありました。

スキャン領域全体から画像を抽出して、フォーカスの判定を行います。フォーカスが合っていないと判定された場合は、自動でフォーカスの方式を変更し、再スキャンを行います。

オートキャリブレーション機能:明るさ・ホワイトバランスなどの調整を自動化

キャリブレーション用スライドをセットしておくことにより、明るさやホワイトバランスの調整といった一連のキャリブレーション作業を自動的に行います。これにより常に最適な状態でスキャンを実行することができます。

凸凹サンプルに対応

通常フォーカス面は、一面でスキャンを行いますが、凹凸のあるサンプルに対しては、サンプルスキャン面を分割して複数のフォーカス面を作成し、サンプル表面を追従するようにスキャンを行うことができます。

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