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NanoZoomerシリーズは、プレパラートを高速スキャンし、高解像度なデジタルデータに変換するバーチャルスライドスキャナシリーズです。
NanoZoomerには、蛍光サンプルの画像取得や多層取得など、さまざまな機能が搭載されています。 スキャンされたデータは、専用のビューアソフトウェアを使用してPCモニタ上で表示でき、特許を取得したナビゲーションマップ技術は、顕微鏡を操作しているかのようにスライドビューイング環境を提供します。
製造元:浜松ホトニクス株式会社
NanoZoomer S360は、高速・大量のプレパラートの自動スキャンを可能にしたハイスループットモデルです。
NanoZoomer S210は、210枚の自動処理とコストパフォーマンスに優れたスタンダードモデルです。
NanoZoomer S60は、標準サイズスライドで60枚、ダブルサイズスライドでは30枚の自動処理と蛍光サンプルにも対応したモデルです。
NanoZoomer-SQは、大幅な小型・軽量化と低価格を実現したコンパクトモデルです。C13140-L03は、ラップトップ型PCと組み合わせたタイプです。(デスクトップ型PCと組み合わせたC13140-D02も用意しています。)
サンプルをデジタルデータ化することにより、複写や共有が可能になります。同一サンプルを複数の人で観察でき、ディスカッションなど、多岐にわたる応用が期待されます。
デジタルデータは、ガラススライド管理で問題になるサンプルの破損、紛失や劣化の心配がなく、いつでも同じデジタルデータとして観察することが可能です。
大量のバーチャルスライドをデータベース化し、いつでも必要なスライドを閲覧することができます。さらに離れた施設や研究所間でのデータ共有・ライブラリ構築も可能です。
インターネットやイントラネットワークにより、遠く離れた場所から標本の観察や評価を行うことが可能です。
NanoZoomerシリーズは、厚みのあるサンプルに対応できるように深さを変えてスキャンし、層としてデータを蓄積するZ-スタック機能を搭載しました。マウスホイール操作で層を切り替え、フォーカスを変えているような感覚で観察することができます。スキャン間隔・レイヤ枚数などスキャン条件は、プルダウンメニューで簡単に設定することができます。さらに任意の場所での最適フォーカスレイヤの自動選択も可能です。
標本上に大きなゴミや皺などがあった場合、フォーカスがそのゴミに合ってしまい、画像がぼやけてしまう可能性があります。そのため、スキャンの後に目視による画像の確認を行い、フォーカスの合っていない画像に対して再度スキャンを行う必要がありました。
スキャン領域全体から画像を抽出して、フォーカスの判定を行います。フォーカスが合っていないと判定された場合は、自動でフォーカスの方式を変更し、再スキャンを行います。
キャリブレーション用スライドをセットしておくことにより、明るさやホワイトバランスの調整といった一連のキャリブレーション作業を自動的に行います。これにより常に最適な状態でスキャンを実行することができます。
通常フォーカス面は、一面でスキャンを行いますが、凹凸のあるサンプルに対しては、サンプルスキャン面を分割して複数のフォーカス面を作成し、サンプル表面を追従するようにスキャンを行うことができます。