アプリケーションノート

「間葉系幹細胞カウント」を用いた 間葉系幹細胞の計測

2019年6月

血清のロットチェックや培養条件の検討、薬剤添加の効果など細胞増殖を経時的に評価するには、マルチウェルに播種した細胞の「剥離」「カウント」「増殖カーブの作成と確認」を数日間にわたって毎日同じ時間に行う必要があり、多くの時間と手間を要します。また、細胞や血清・培地など貴重な資源を大量に消費します。さらに「剥離」「カウント」などの操作は作業者間で差が生じやすく均一な播種には熟練した技術を必要とすること、細胞懸濁液の細胞数を計測して調整しても実際に播種する細胞数との誤差が避けられないことなどにより、精度の確保が困難です。