アプリケーションノート

共焦点顕微鏡でマクロから詳細まで捉えた口の中にたくさん並ぶ小さな花の蕾のような味蕾

2023年3月

甘いものが好きですか?酸っぱいものが好きですか?私たちは味を感じることで、栄養を摂取しつつ食事を楽しむことも、有害なものを体内に入れる前に判断することもできる。では、私たちはどのようにして味を感じ取っているのだろうか。そこで重要な役割を果たすのが、味という化学信号を電気信号に変換する味細胞が集まって形成する味蕾である。その名の通り、味蕾は花の蕾のような形状をしており、舌や軟口蓋(上顎の奥の柔らかい筋肉組織) 、喉頭などに存在し、1つの味蕾は約50-150個の細胞から成る。
本アプリケーションノートでは、共焦点レーザー顕微鏡システムAX Rを用いて、その味蕾の構造を捉えた事例を紹介する。