アプリケーションノート

超解像顕微鏡とクラスター解析機能を用いた、RNAポリメラーゼⅠの局在解析

2021年11月

近年、タンパク質や核酸が自己集合を介して細胞内を区画化し、さまざまな生物学的機能を制御する「相分離」と呼ばれる現象が相次いで報告され、注目が集まっている。細胞核内におけるクロマチンの弛緩・凝縮などの構造変換や、遺伝子発現をはじめとする核機能の制御メカニズムも、相分離で説明され始めている。本アプリケーションノートは、公益財団法人がん研究会がん研究所 実験病理部の野澤竜介 生命科学博士と共同で行った実験例を紹介する。