アプリケーションノート

HUMIMIC Chipを用いた血管ネットワークの共焦点イメージング

2023年3月

本アプリケーションノートでは、TissUse社製HUMIMIC Chip内に形成された血管ネットワークの3Dイメージング例を紹介する。アクチンフィラメント(F-actin)と内皮細胞マーカーであるCD31を蛍光標識により可視化し、共焦点顕微鏡で観察することにより、チップの細胞培養区画に3Dの管状構造が形成されていることを確認できた。血管の形成により、将来的にチップ内のスフェロイドやオルガノイドを生理学的な培養環境にすること(例えばスフェロイドやオルガノイドへの毛細管形成)が可能となる。