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毛包発生のテレスコープモデルと幹細胞の発生起源

スピーカー:

  • 藤原欲展 先生

組織幹細胞は、胚性前駆細胞から組織特異的な形態形成過程を経て生み出されるが、その発生起源や形成機構は多くの組織でいまだ謎が多くあります。
今回私たちは、マウス毛包発生の4次元イメージングと1細胞トランスクリプトミクスを組み合わせることで、毛包構成細胞の動態、細胞系譜、遺伝子発現変化を網羅した毛包発生の「4次元 アトラス」を作成いたしました。
そこから、毛包発生と幹細胞の形成を支える新しい多細 胞動態「テレスコープ動態」を見出し、その作動原理として「テレスコープモデ ル」を提唱するに至りました。
本講演では、上記の知見に加え、テレスコープモデルが様々な体表器官に共通する器官発生/幹細胞誘導原理となる可能性についても議論いたします。

主催: