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軸索細胞骨格をナノスケールで可視化

スピーカー:

  • Christophe Leterrier

    Group Leader NeuroCyto lab, INP CNRS-Aix-Marseille University Marseille, France

軸索の複雑な形態や分子特性は数十年にわたって不変である一方、環境やニューロンの活動の変化にも適応し続けています。軸索は、軸索成分の協調的輸送、固定、および可動性を実現する独自の細胞骨格組織によってこの逆説的な要件を満たします。我々の研究室では、超解像顕微鏡を使用して、軸索内のアクチン構造のナノスケールの構成をマッピングしています。ニューロンの極性を維持する重要な区画である軸索の最初のセグメントで、我々は周期的なアクチン/スペクトリンの骨格とそのパートナーであるアンキリン、ミオシンを含む高度に組織化された集合体を解像しました。 また、軸索に沿った新たなアクチン構造(環形、ホットスポット、軌跡)を可視化し、その分子組織や機能を研究しています。また、汎用的なラベリングと、相関的なライブセル/超解像/電子顕微鏡および定量解析の組み合わせを確立し、これによりハイコンテントおよびナノスケールでの軸索構造の研究を行います。

主催: