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遠隔ICSI技術支援システムを用いた多拠点を繋いだ技術指導の実際

スピーカー:

  • 福永憲隆 先生

    医療法人浅田レディースクリニック副院⻑/培養研究部部⻑浅田⽣殖医療研究所副所⻑

不妊治療において世界で初めて体外受精による妊娠・出産に成功したのは1978年のことである。その後、1992年には世界で初めてICSIによる妊娠出産に成功した報告がされた。本邦では⽣殖補助医療が2022年に保険適⽤となり⼀般により⾝近な治療となった。これらの体外受精は全て胚培養⼠が⾏っているが培養業務で必要な技術は全て医療現場で⾝に付ける事となる。その中でも特に⾼い技術が必要な治療としてICSIが上げられる。⾼い受精率が得られるICSI技術を⾝に付けるには指導者と研修者が1対1で顕微鏡に向き合う必要があった。これまでは指導時に時間・場所・人が揃わず苦慮していたことから、2018年に遠隔ICSI技術支援システムを開発し導入した。このシステムは映像伝送システムを応⽤し⾼画質で低遅延が特徴であり、遠隔地で実施する顕微鏡作業を遅滞なくPCモニターに映し出すことができる。本講演では、このシステムを多拠点で繋いで⾏う技術指導の実際を紹介する。

主催:

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