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生物医学研究における自動ハイコンテントイメージング解析

スピーカー:

  • Dr. Eric Griffis

    Director, Nikon Imaging Center at UC San Diego

  • Dr. Amit R. Majithia

    Assistant Professor of Endocrinology, UC San Diego School of Medicine

ハイコンテントイメージング解析は、創薬などの生物医学研究における有力なツールです。本ウェブキャストでは、ハイコンテントイメージング機能の進歩と、最新の研究への応用方法について取り上げます。

カリフォルニア大学サンディエゴ校のニコンイメージングセンター長であるEric Griffis博士に、この技術を利用する際の主な注意事項を含めて、技術的な概要を説明いただきます。

また、最も一般的な慢性肝疾患であり、世界の成人人口の約1/4が罹患する、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の研究において、ハイコンテントイメージングがいかに有用か、カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部のAmit Majithia博士に解説していただきます。NAFLDは、進行すると、肝不全の主因のひとつである非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を発症する恐れがあります。現在、NAFLDを治療するための、FDA承認薬は存在しません。近年の大規模なヒト遺伝子関連研究により、NAFLDにかかりやすくなる遺伝子群の存在が特定されていますが、それらが肝臓でどのように作用するか、その中のどの遺伝子がターゲットとして有益であるかについては、まだ解明されていません。これらの問題を明らかにするために、博士の研究室では、遺伝子摂動や、ヒト肝細胞モデルにおける細胞読み出しのハイコンテントイメージングを行うプラットフォームを確立し、数百におよぶ遺伝子の同時研究に対応しました。

学習内容:

  • 最新のハイコンテントイメージング解析システムの機能について
  • ハイコンテントイメージングの進化により実現した、研究開発アプリケーションについて
  • ハイコンテントイメージングが、難治性の疾患の新しい治療法の開発にどのように役立つか

主催: