第7回形態解析ワークショップ ~多様な顕微鏡を用いて~
2024-10-05
午後03:00(日本時間)
スピーカー:
七田 崇 先生(東京医科歯科大学 難治疾患研究所 神経炎症修復学分野 教授)
宇都 甲一郎 先生 (物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター 主幹研究員)
塚田 祐基 先生 (慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 理工学研究科 基礎理工学専攻 生命システム情報専修 専任講師)
坂本 雅行 先生 (京都大学 生命科学研究科 附属生命情報解析教育センター 准教授
横山 武司 先生 (東北大学大学院生命科学研究科、東北大学未来型医療創成センター 助教)
樺澤 達将 様 (株式会社Rist 画像事業責任者)
顕微鏡を用いた生命科学・医学分野での研究は急速に進展しつつあり、一流誌に掲載される多くの学術論文において顕微鏡画像を用いた解析が利用されています。顕微鏡を用いた形態解析はそれに特化した機器が必要であり、また十分に性能を引き出すには基盤となる知識と経験が必要です。更に近年では新しい物理・化学的な手法を利用した全く新しい顕微鏡技術が次々と開発されており、そのような最先端のイメージング技術を国際競争力を持って開発し、自分の研究に取り入れて行くには個々の研究者の努力に加えて多くの研究者による連携や公的機関による支援、大学や研究機関による施設や設備の提供が必要です。
国内の若手研究者が国内で独立し、あるいは海外の大学・研究機関から国内に異動した際には、自分自身の研究室を立ち上げると同時に、先端イメージング技術を活用した研究を継続的に行うための枠組みがどうしても必要になりますが、現在の日本の国内ではこのような必要性に対して効果のある対策はなされていないのが現状です。このような状況を打破して、若手研究者が最先端の技術を活用した研究を発展させるには、世代を超えた研究者の交流を促進し、その中から生まれてくる新しい発想や研究連携の在り方を具体化していくべきだと考えます。このような趣旨から、光学顕微鏡、電子顕微鏡の枠にとらわれずに、これらの顕微鏡技術を活用して、ユニークな生命科学・医学研究を推進しておられる若手研究者のお話を聞き、活発な議論を行う場を設けることといたしました。多くの研究者のご参加を期待しております。
主催: