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2025年6月
逐次マルチプレックス免疫蛍光染色(mIF)と空間トランスクリプトミクス(STx)などを組み合わせた手法を用いて、大腸がん組織と健常大腸組織における空間分布、表現型、機能、および遺伝子発現プロファイルを調査した。腫瘍微小環境(TME)には、免疫抑制性細胞である制御性T細胞(Treg)とM2マクロファージが存在していた。他の免疫細胞の存在は、陰窩の過剰増殖を防ぐには不十分であった。免疫細胞の陰窩への浸潤は、間質細胞バリアによって妨げられていた。抗体を用いた解析では免疫抑制性の表現型が観察されたが、トランスクリプトーム研究では免疫抑制性遺伝子の強い発現は認められなかった。後者(トランスクリプトーム研究)では、上皮細胞領域においてDNA損傷、細胞死、低酸素に関連する遺伝子発現シグネチャーが示された。