Focus On

Focus On Virology

ウイルスのサイズはきわめて微細であるため(5〜300nm)、その構造や機能の研究は、これまで常に困難を極めてきました。この数世紀の間に多数のウイルスが発見され、そのウイルスに対抗するワクチンも開発されましたが、ウイルスの複雑な構造が可視化できるようになったのは、1931年に電子顕微鏡が発明されてからです。それ以来ニコンは、ウイルスの構造や感染性を、高スループットでリアルタイムに高解像度で画像取得できる、高度な光学顕微鏡システムを専門的に提供してきました。迅速かつ信頼性の高いウイルス分析が不可欠である現代において、こうした機器の重要性は、ますます顕著になっています。

画像提供:Leibniz Institute for Experimental Virology、Heinrich Pette Institute、Rudolph Reimer

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Focus On Super-Resolution

光学顕微鏡は何百年の間、光の回折限界という制約により、XY方向に約200nm・Z方向に約500nm以下の詳細な構造は解像できませんでした。こうした限界を打破するために、数々の新技術が開発され、超解像顕微鏡の先駆者による2014年のノーベル化学賞受賞につながりました。現在では、構造化照明顕微鏡法(SIM)により、かつての2倍の解像度で、また、ローカリゼーション法 (STORM)により、約10倍のイメージングが可能になりました。

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Focus On IVF

ニコンの顕微鏡は、生殖補助医療(ART)の発展に重要な役割を果たしてきました。たとえば、イギリスでの体外受精(IVF)による世界初の赤ちゃんの誕生には、ニコンの顕微鏡が貢献しています。また、ニコンは観察中の環境ストレスを最小限に抑え、細胞の生存率を高く維持するという、IVFのニーズに深く寄り添い、優れた光学品質と細胞に優しい観察方法を提供しています。

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Focus On Neurobiological Imaging

神経生物学イメージングの分野は、既存の組織透明化技術や多光子生細胞イメージング技術の進歩のみならず、光遺伝学や超解像顕微鏡観察などの新しい技術の登場により、急速に発展しています。ニコンはそれらの技術の開発、改良、サポートに取り組み、最先端の神経生物学研究を支援しています。

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