透過蛍光検鏡とは
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透過蛍光検鏡とは、透過照明を使用して蛍光色素や蛍光たんぱく質で標識された標本を観察するための検鏡方法です。
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特殊な蛍光色素で染色した対象物に特定波⻑の透過照明を当てることによって励起される蛍光を画像として観察することができます。
透過蛍光検鏡の準備
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EXフィルタースライダー
- 明視野検鏡ではBFポジションを光路に入れておき、透過蛍光検鏡を行う際にGFPポジションを光路に入れます。
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BAフィルタースライダー
- 明視野検鏡ではクリックの位置まで引き出して中空位置を光路に入れ込んでおき、透過蛍光検鏡を行う際に制限まで押し込んでBAフィルターを光路に入れておきます。
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透過蛍光対応の対物レンズ
- 透過蛍光検鏡は、CFI E Plan 4x, CFI E plan 10x, CFI E Plan 40xの3種類の対物レンズで実施可能です。
透過蛍光検鏡で観察する
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ダミーのフィルタースライダーを抜き、BAフィルタースライダーをポジションにいれます。
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ダミーのスライダーを抜き、EXフィルタースライダーをポジションにいれます。
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コンデンサー開口絞りレバーを全開にし、ステージ移動ノブでステージの高さの調節を行います。
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粗動フォーカスノブでステージの高さを調節した後、微動フォーカスノブでピントを合わせ観察します。
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明視野検鏡の状態に戻します。