15.
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暗視野検鏡で観察する
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暗視野検鏡とは
暗視野検鏡は、斜光照明を使用して標本を非染色で観察するための方法です。
暗い背景の中に明るい観察対象を高コントラストで可視化します。
暗視野検鏡では、照明光はリング絞りによって円環状に絞られ、コンデンサーレンズの周辺部を通り標本を斜光照明します。
コンデンサーレンズよりも開口数の小さなレンズを使用することで、標本で散乱した光だけが対物レンズを通過し、暗視野像が形成されます。
暗視野検鏡の準備
以下の光学部品が使用可能であることを確認します。
暗視野用スライダー
暗視野対応の対物レンズ
暗視野検鏡で使用できる対物レンズは以下のような制限があります。
暗視野検鏡時
NA0.65以下
明視野ポジションでの観察時
NA1.25以下
暗視野検鏡で観察する
ステージを上げ、コンデンサーを取り外し、ダミースライダーを取り外します。
暗視野用スライダーを挿入後、 コンデンサーを戻し、コンデンサー上下動ノブで位置を調節します。
暗視野用のポジションを光路に入れ、開口絞りレバーを対物レンズと同じ数値に合わせ、ピントを合わせます。
粗動フォーカスノブでステージの高さを調節した後、微動フォーカスノブでピントを合わせ観察します。
明視野の状態に戻します。
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