6.調節視度調節(1)

視度を調節する目的

  • 一般に、左右の眼の視度差は個人によって異なるため、左右の接眼レンズそれぞれに付いている視度補正環を観察する人の視度差に合わせて、観察する時の疲労を最小限にします。

視度調節作業の流れ

  • 以下の流れで視度調節を行います。
  • 粗動フォーカスノブを回してステージを上限まで上げておき、10X 対物レンズでフォーカスノブを回して、ステージを下げながら標本に焦点合わせ。
  • 40X 対物レンズに切換え、再度標本に焦点合わせ。
  • 再度、10X対物レンズに切換え、左右の接眼レンズの視度補正環を回して別々に焦点調節を行い、②と ③を 2 回繰り返して左右の接眼レンズの視度差をなくす。

視度補正環を基準溝に合わせる

視度補正環を基準溝に合わせる
  • 左右の視度補正環の端面を基準溝に合わせる

標本の固定

標本の固定
  • カバーグラスを上に向けて標本スライドをステージの上に置きます。
  • 標本ホルダー可動側の爪の折り曲げ部に指を掛けて開き、標本を固定します。

ピントを合わせる

顕微鏡の持ち方
  • 10x 対物レンズを光路に入れたまま接眼レンズを覗いて標本にピントを合わせます。
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